何故イケてる経営者やビジネスマンは朝型なのか?

あなたは朝型の人間だろうか?
それとも夜型の人間だろうか?

20代から30代後半までの私は終電まで働き、AM2時~3時に寝る生活をしていた。

完全なる夜型人間、平均睡眠時間は3時間~4時間。
休日は疲れ切ってお昼近くまでダラダラ寝るような状態だった。

起業家や激務のサラリーマンは、当時の私のような生活をしている方も多いのではないだろうか。

その一方、ユニクロの柳井会長やアップルCEOのティム・クックなど、一流のビジネスマンは朝型が多いのも事実だ。

何故、イケてる経営者、ビジネスマンは朝型なのか?
私自身が体験して知った2つの理由を解説したいと思う。

①35歳限界説

20代~30代前半は徹夜をしても集中力を維持できたが、35歳以降、急激に体力の衰えを感じるようになった。この頃から同世代の友人も「体力が落ちた」と一様に口にするようになる。

眠気を振り払うためにコーヒーを何杯も飲んだり、栄養ドリンクを飲んで集中力を維持しようとしたが、それで解決できるようなものではない。

また、トレーニングや食事で体力の衰えをカバーしようとしてみたが、その流れを止めることは難しく、「老化」を認めるしかなかった。

35歳前後からプロスポーツ選手が引退を考えはじめることや、女性の妊娠率が急激に下がるのも同じ原理なのだろう。

35歳前後から初期の老化が始まるため、生活スタイルを改める必要がある。
その解決策が朝型の生活スタイルになるというのが1つ目の理由である。

②家庭環境の変化

20代後半から30代中盤で、結婚・育児を経験する人が増える。

「早く帰宅して子供と過ごしたい」という理由から
「早く帰宅しないと奥さんに怒られる」という理由まで、

家庭の悩みを抱える人も多いだろう。

この悩みを解決するには、

・早く帰宅して家族と過ごす
・仕事時間が短くなった分、仕事を効率化する(または、別に仕事時間を確保する)

という2つの両立が必要だが、両立には朝型の生活スタイルにするしか選択肢がないと言えるだろう。
このような家庭環境の変化が朝型を選択する2つ目の理由である。

何故朝型が効率的なのか?

睡眠時間による影響

20代で集中力が続くのであれば、朝から晩まで長時間労働したほうがパフォーマンスを最大化できるのは間違いない。しかし、先述したように35歳以降の集中力には「睡眠時間の確保」が最重要課題となり、生活スタイルを改める必要がある。

まず私は、

(1)睡眠時間は何時間必要か?
(2)何時に寝て、何時に起きるのが効率的か?

を調べてみた。

睡眠時間については学術的観点から7時間前後が最適であることが分かったが、就寝時間・起床時間には明確なエビデンスがない。

そこで私は以下の2つパターンの睡眠を試し、自分にとって最適な就寝時間・起床時間を導き出そうと考えた。

【パターン1】0時就寝~7時起床

1つ目は

20時に帰宅して夕食
⇒21時から子どもをお風呂に入れて寝かしつけ(22時完了)
⇒22時から0時まで2時間仕事をしてから就寝(7時間睡眠)
⇒7時に子どもと一緒に起きる

という生活スタイル。

この生活は、その日のうちにやり残した仕事を完了できるというメリットがある反面、仕事と育児で疲れ切った22時からだと仕事への集中力が続かないケースがあった。

【パターン2】AM22時就寝~AM5時起床

2つ目は

20時に仕事から帰宅して夕食
⇒21時から子どもをお風呂に入れて寝かしつけ(22時完了)
⇒22時から子供と一緒に就寝(7時間睡眠)
⇒5時に起きて7時まで2時間仕事をして、7時に子どもを起こす

という生活スタイル。

この生活は、やり残した仕事を翌日に持ち越すというデメリットがあるが、睡眠をしっかり取った翌朝の5時は頭もスッキリして効率的に仕事を進めることができる。

自分自身の生活スタイルに合っているかが重要になるが、育児をしている場合は「パターン2」が最適なケースが多いのではないだろうか。

ちなみに私はその日の体調・仕事状況に応じてパターン1、パターン2を使い分けている。

遅い時間の飲食による影響

例えば同じ7時間睡眠であっても
(1)20時に飲食をして23時に寝たときの朝の体調
(2)22時に飲食をして23時に寝たときの朝の体調
が大きく異なることをご存知だろうか?

当然(1)のほうが朝の体調が良い。

食事と就寝の間隔をできるだけ空けることで、睡眠中の胃腸の活動量を減少させ、より体を休めるということだ。

私も35歳前後までこの事実に気づいていなかったが、実際に食事時間と翌日の体調をメモした結果、「寝起きが悪い日は、前日遅い時間に飲食してしている」という事実に気付いた。

朝型の生活にすることで「夜遅い時間の飲食」が減り、良い体調で1日のスタートを切ることができるのは間違いないだろう。どうしても夜遅くに食事をとる必要があるときは炭水化物を避けるだけでも、翌朝の体調に変化があるのでぜひ試していただきたい。

朝型のすゝめ

以前までの私は、朝活(早朝からスポーツジムに行ったり、勉強会)をしているビジネスマンを見て、「イケてるビジネスマン気取りのいけ好かない奴」という印象を持っていた(苦笑)

しかし、30代後半で朝型の生活スタイルの良さに気付いて考えを改めた。(朝活をしているビジネスマンの方、すみませんでした・・・)

もし、私と同じように仕事の集中力が続かないと感じている35歳以上の方は、まずは3週間朝型への変更に挑戦してみてはいかがだろうか?

仕事、家庭とも高い確率で良い結果に繋がると思う。

20代~30代前半の方へ

私は、体力がある20代であれば「集中力が続く限り長時間働いたほうが成長が早い」と考えている。
20代から仕事時間をセーブし、タップリ睡眠時間をとっている人に大成している人はいない。

自ら次々と仕事(課題)を産みだし、難しい課題に挑戦し続けることが重要だ。自ら生み出した仕事に挑戦するプレッシャー・楽しさを味わうと自然と長時間労働となるだろう。

20代で成果を上げ続ける人材だけが、周囲からの評価を獲得し、30代で大きなチャンスを掴むステージへと成長することを忘れないで欲しい。

ただ、健康には注意してもらいたい。

私も限界を超えて働いた結果、20代後半に「パニック障害」になり、半年ほど苦しんだ経験があるし、成果を上げ続けているビジネスマンは20代~30代前半で体を壊しているケースも多い。

お酒の飲み方に共通するが、20代の早い段階で自分の体調の限界を知り、その限界を超えないギリギリの働き方を身に付けることが重要だと考えている。